Use
開封
シュリンクフィルムは
無理に爪で剥がす必要は
ありません。
軽く火を当てると
自然に外しやすくなります。
ただ
火で炙りすぎると
今度はフィルムのほうが溶けて
かえって、へばりついて
しまいます。
慣れないうちは
素直にハサミやカッターに
助けてもらうのが
よいでしょう。
あるいは
犬歯でそっと剥がしてみるのも
よいです。
少し野性的で
どこか、こなれた趣があります。
チューブは
親指と人差し指で
挟むように。
少し硬いのは
幼児や不意な動作による
思わぬ開封を防ぐため。
片手で難しければ
両手でつまんで
あげてください。
また
開封後のチューブは
吸いきれずに
持ち帰る際にも役立ちます。
携帯灰皿のような役目も
果たしてくれます。
もっとも、いずれも
推奨している用途ではありませんが。
喫煙
最初に手に取り
まだ火を知らない香りに
そっと鼻を近づけてください。
それは
火を灯したあとには
もう嗅ぐことのできない
爽やかな香りです。
火を下から当てがうと
片燃えしやすくなります。
炙るように
くるくると回転させながら
火を移すか
軽く吸い込みながら
宙に浮いた火を
ゆっくり引き込んで
あげてください。
喫煙中は
「クールスモーキング」を
意識しすぎるほど
意識してください。
穏やかであればあるほど
香りは
より多くの表情を
見せてくれます。
燃焼温度が高くなるほど
味は渋く辛くなり
せっかくの香りは
飛んでいきます。
少しでも「辛さ」を
感じたのなら
どうか落ち着いてください。
一口吸ったら
灰皿に置き
ひと呼吸以上の「間」を
つくってください。
火が消えることを
恐れないでください。
火が消えたら
また灯す。
そのくらいの間が、私には
いちばん美味しく感じられるのです。
時と場合にもよりますが
1分から3分ほどであれば
火は消えません。
その余白と余韻が
さまざまな味わいや
気づきを
与えてくれるはずです。
丁寧につくられた
飲み物や料理と合わせると
この時間は
いっそう特別なものに
なるのではないでしょうか。
単体で愉しむより
何かと合わせて味わうことを
私はおすすめします。
なぜなら
含まれるメントールの
影響なのか
定かではありませんが
香りそのものを
押しつけるのではなく
舌と嗅覚の感受性を
引き上げてくれるように
感じられるからです。
私の経験不足かもしれませんが
それは
人生でなかなか
味わうことのない好きな感覚です。